女性ホルモンに似た働きをする”大豆イソフラボン”

女性の体調やメンタルに大きく影響を与える”女性ホルモン”は、肌つや、浮腫み、そして、ダイエットにも影響します。

女性ホルモンの分泌はどんなに努力をしても自分でコントロールすることは不可能です。ですが、女性ホルモンに似た働きをする食べ物を食べることはできます。

女性ホルモンに似た働きをすることて知られている”大豆イソフラボン”についてのお話です。

画像:Pixabay

女性ホルモンとは

女性ホルモンとは、 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類をさしています。

このうち、女性らしい身体をつくり心を安定させてくれる卵胞ホルモンの「エストロゲン」のことを女性ホルモンと呼ぶことが多くなっています。もう一方の黄体ホルモン「プロゲステロン」は身体に水分をため込む働きがあります。生理前に浮腫んだりちょっとことでイライラしたり、痩せにくくなるのはこのプロゲステロンが優位になるからだと言われています。

つまり、増やしたいのはエストロゲン!エストロゲンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれる女性を幸せにしてくれるホルモンです。

エストロゲンに似た構造を持つ”大豆イソフラボン”

大豆に含まれている大豆イソフラボンは女性ホルモンに似た構造を持っており、植物性エストロゲンと呼ばれることもあります。分子構造が似ているので、積極的に食べると良いことが厚生労働省からもアナウンスされています。

厚生労働省:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

大豆イソフラボンを摂取することで、エストロゲンが減少してプロゲステロンが優位になったときに現れる様々な不調を和らげることができるとされているんです。

もともと大豆は「畑の肉」と呼ばれるほど良質のタンパク質を含む食品です。ビタミンやミネラルも豊富で栄養バランスに優れた食材です。その上、女性を幸せにしてくれるエストロゲンに似た構造をしているとあっては、これは積極的に食べたいですよね。

大豆イソフラボンはこんな食品に多い!

画像:Pixabay

大豆イソフラボンが多く含まれている食品は、大豆や大豆製品です。

湯葉や豆腐、納豆、きな粉、おからなどに多く含まれるほか、大豆を由来とする様々な食品に大豆イソフラボンが含まれています。低カロリー低糖質でダイエットに向いた食材も多く、栄養価が高い優秀な健康食品です。

大豆イソフラボンは、加熱などで壊れるものではありませんので、様々な調理法で楽しむことができます。

日本人の食生活に欠かせない大豆製品…美味しいだけではなくて、女性の救世主でもあったんです。

もちろん、豆乳にも大豆イソフラボンがたっぷり含まれています。ですので、休憩時間のコーヒーや紅茶にちょっと豆乳を入れるのもアリですし、食事に大豆製品を積極的に取り入れるのももちろん効果的です。今まではミルクで作っていたミルクティーやラテを豆乳に変えたり、豆腐やおからを使ってあるスイーツを選ぶのもいいのではないでしょうか。

特に、エストロゲンが減少する排卵日から生理前の時期は特に積極的に食べるのがオススメです。

まとめ

今回は、女性ホルモンに分子構造が似ている大豆イソフラボンの魅力についてお話しました。大豆イソフラボンは、大豆製品に多く大豆製品は低カロリー低糖質でたんぱく質豊富な健康食品でもあります。

ダイエットをしているという方にももちろんオススメですし、生理前のイライラ期に積極的に大豆製品を食べることで、PMSなどの対策にも効果を期待できます。厚生労働省も「積極的な摂取」をオススメしている大豆製品…豆腐やきなこだけでなく豆乳でももちろんOKです。

ちょっと、今までの食生活に大豆製品をプラスしたり変更したりして見られてはいかがでしょうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする