低インシュリンダイエットのススメ

低インシュリンダイエットというダイエットをご存知ですか?低インシュリンダイエットとは、糖質制限ダイエットと似たもので、カロリーではなく血糖値の上がりやすさに注目したダイエット方法です。

血糖値が上がると体内でインシュリンが分泌されるので、太りやすくなるんです。そうなりにくい食品を食べることでダイエットをするという考え方です。ですから、低インシュリンダイエットをする時には、カロリーはあまり気にしなくてOK!ですから、今までのダイエットでは我慢していたものを食べることができるんです。

低インシュリンダイエットでは”GI値”に注目

GI値とは、低インシュリンダイエットのひとつの指標になるもので、グリセミック指数といいます。食品にごとに血糖値の上がり方を数値化したもので炭水化物の量なども考慮して作成されたものです。

糖質制限ダイエットと似ているのですが、糖質制限ダイエットが糖質の量を基準にしているのに対して、低インシュリンダイエットで使用するGI値は血糖値の上がり方に着目しているところに違いがあります。

例えば、糖質制限ダイエットでは糖質量が多いとされている蕎麦ですが、低インシュリンダイエットでは10割や8割の蕎麦はほかの麺類に比べると低GIになっています。

低インシュリンダイエットは食べ合わせでも工夫できる

GI値を基準にして食べるものを選ぶ低インシュリンダイエットですが、ダイエットをしていてもどうしてもGI値もカロリーも脂質も、糖質も多い食べ物を食べたくなることってありますよね。

カロリー制限や糖質制限ダイエットなら「できるだけ」我慢するほうがいいわけですが、ダイエットは我慢をしているとどうしても長続きしなくなってしまいます。

そんなときも低インシュリンダイエットなら、食べる組み合わせと順番を考えれば我慢しなくてもいいんです。もちろん、好きなだけ食べたらダイエットにはなりません。ですが「一口も食べちゃダメ」なんとこてはないんです。

たとえば「フライドポテトがどうしても食べたい」と思ったとしましょう。そんな時は、フライドポテトを食べる前にまず海藻サラダなどを食べておきます。そして、フライドポテトは少量にして、飲み物はコーヒーか紅茶をセレクトします。甘い飲み物がいいのなら、食物繊維が多い野菜ジュースにしましょう。こうすることで、高GIのフライドポテトを食べても、全体的な食事のGI値を下げることができるんです。

他にも、低インシュリンダイエットではオリーブオイルやココナッツオイル、亜麻仁油などはカロリーが高くても食べてOKですし、お肉もOK。そして、ダイエットの大敵だと思われていたマヨネーズも食べていいんです。砂糖をたっぷり使ったドレッシングより低GIのマヨネーズのほうがダイエットに向いています。

おなかいっぱい食べてもイイから続けやすい

低インシュリンダイエットもダイエットプログラムのひとつですから、何を食べてもイイとはいいません。注意しなければならない食べ物もあります。ですが、低GIの食べ物なら、おなかいっぱい食べてもいいんです。たとえば、サラダチキンにマヨネーズをつけたものをおなかいっぱいたべてもOKです。

ダイエットは空腹との闘いというイメージがあめかもしれません。ですが、ダイエットをするためにすべての栄養素を取らない状態にすると、必要な栄養が足りなくなって肌が荒れたり、痩せにくくなったりします。そして、ダイエットの大敵と思われている糖質も私たちが生きていくために必要な物です。

そういった栄養素をとりながら、我慢せずにダイエットでするのが低インシュリンダイエットの魅力です。

まとめ

いろいろなダイエット法がありますが、今回は、低インシュリンダイエットについてご紹介しました。低インシュリンダイエットは糖質制限ダイエットと似ていますが、血糖値の上がり方に着目したダイエット法で、食事の量ではなく食べるものを変えてダイエットするというものです。

空腹がつらくてダイエットを挫折したという方や、運動ではなく食事制限をメインにしてダイエットしたいという方にオススメです。

参考資料

『食後血糖値の管理に関するガイドライン (PDF) 』国際糖尿病連

食べ物と栄養素 大阪医療センター

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする